プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
大船駅北口歯科インプラントセンター院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ
また、院長はインプラント認定以外に日本歯周病学会の専門医でもあることからインプラントと歯周病との関連についても解説していきたいと思います。

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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30〜18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045−891−3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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ソケットプリザベーション法:その2

7/3(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、『ソケットプリザベーション法:その2』です。

前回のブログでは、抜歯した穴が塞がるのにかなりの時間がかかることを解説しました。
また、抜歯を行うと骨の吸収が40〜60%起ることを説明しました。
つまり、抜歯した穴には、骨は完全にはできず、逆に抜歯した穴の周囲に残った骨が吸収してしまうのです。

抜歯した穴が吸収してしまうと その後に行うインプラント治療にも大きく影響してきます。
もちろん抜歯した穴(骨)が吸収しないことが良いのです。

前回から解説している『ソケットプリザベーション法』とは、
歯を抜いた穴をできるかぎり吸収させず、温存することを目的とした治療法なのです。

その方法として、抜歯と同時に 抜歯してできた穴に 人工骨 等を入れ、骨吸収が起るのを防ぐことと、骨の再生を促進さえる方法があります。

このブログは、『インプラントの基礎』をテーマとしたブログですが、
『ソケットプリザベーション法』を解説するには、少し難しい話をしなければなりません。

それでは、今回は、抜歯した部位(穴)の骨吸収のメカニズムを解説したいと思います。

まず、理論上、 抜歯した穴には なにもしなくても骨は再生します。
例えば、腕 や 足 を骨折したとします。
骨折した 腕 や 足 はギブスをし、安静にするとくっつきます。
もちろん年齢等によりくっつく期間は違いますが…
これは『骨の細胞』が再生する能力を持っているからです。
この骨の再生に大切なことは3つあります。
1 細胞
2 成長因子
3 足場
難しい言葉ですね。
それぞれについて わかりやすく説明します。

まず、『細胞』です。
これはなんとなくわかりますよね。
骨の元となるものです。
これが、ないと骨はできません。
当たり前ですが…

次に『成長因子(せいちょういんし)』です。
あまり聞き慣れない言葉です。
『成長因子』とは、特定の細胞の増殖や分化を促進する内因性のタンパク質の総称です。
これもちょっと難しい言い方ですが、
『細胞増殖因子(さいぼうぞうしょくいんし)』と言うと 先程よりちょっとわかりやすくなったかと思います。
細胞が増えるために働く(手助けする)物質です。

次に『足場』です。
これも なんだか わからないですね。
簡単に言いますと『骨ができる場所』です。
骨が再生(増える)ためには場所がないとダメです。
よく骨の再生について 患者様に以下のように例えて話すことがあります。
コップの中に血液を満たします。
この血液が入った コップの中 に骨の細胞を入れたとします。
そうすると この コップの中 で骨の細胞は増殖しますが、コップの外では骨の細胞は増殖することはできません。
つまり、血液が満たされた コップの中 が『足場』なのです。
『足場』を別の言い方をすると
骨の細胞が生きるための、『住む場所(家)』と言ってもいいでしょう。
『細胞』は自分達が生きることができる『家』の中でしか動くことができません。
骨の再生に大切な『足場』は細胞が生きるための『家』なのです。
『家』がなければ、生きられないのです。

ちょっと難しい話ですが、
骨の再生の話をするためには どうしても知っておきたい『3つの条件』です

『骨が再生する3つの条件』がそろえば、抜歯した穴(抜歯窩)に骨はできるはずです。
その3つの条件を邪魔するのが『歯肉』です。
なぜ『歯肉』?

骨が再生するスピードは『遅い』のです。
わかりやすい話として 骨折 があります。
骨折した腕や足がギブスをしてくっつくまで、2〜3日ということはありませんよね。
骨折した部位が結合(くっつくまで)するまで、1ヶ月、2ヶ月、場合によりそれ以上という感じがしますよね。
つまり、骨の再生するスピードは遅いのです。
それに反して、『歯肉』や『皮膚』が治るスピードは非常に『早い』のです。
例えば、指を切ったとします。
健康な方であれば、傷口がくっつく(治る)まで 何ヶ月もかかる ということはありませんよね。
ちょっと切っただけであれば、通常1日でくっつきます。
(厳密には1日ではありませんが…)
つまり、『歯肉』や『皮膚』は治りが早いということです。

話を戻します。
先に理論上、 抜歯した穴(抜歯窩)には なにもしなくても骨は再生すると話しました。
しかし、実際には抜歯した穴(抜歯窩)に骨ができる前に 再生スピードの早い歯肉 が先に治ってしまいます。
つまり、抜歯窩に歯肉が入り込んでしまのです。
これは もし、抜歯でできた穴に『ばい菌』が入り込むと身体は感染してしまいます。
そのため、抜歯した穴(傷口)を生体は早く、ふさぐ必要性があります。
ばい菌から感染しないための生体の働きです。
抜歯窩もまったく同じです。
抜歯でできた穴から ばい菌 が入り込まないように歯肉はどんどんと急いで増殖し、抜歯窩を埋めます。
埋まってしまった抜歯窩には骨が再生する『場所』がなくなってしまいます。
骨が再生する『場所』がないため、骨は再生しないのです。
この『骨の再生する場所』を作ることが『ソケットプリザベーション』の大きな目的になります。
少しずつですが、なんとなく『ソケットプリザベーション』についてわかってきたと思います。



次回もこの続きになります。

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インプラント治療にかかる期間と回数:その8

6/26(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、『インプラント治療にかかる期間と回数:その8』です。

前回までの数回のブログでは、『抜歯即時インプラント』について解説してきました。

『抜歯即時インプラント』の利点は、抜歯と同時にインプラントを埋入できるため、治療期間が短くなるだけでなく、麻酔の回数も少なくなります。
もちろん通院回数も少なくなります。
非常に有効な方法です。
しかし、前回でも説明したように抜歯と同時に行える症例の方が少ないのが現状です。
この理由として、いくつかのことが考えられます。
一つ目として、抜歯すると『穴』があきます。
歯が抜けた『穴』です。
この『穴』とインプラントの直径(太さ)はピッタリとは合いません。
通常使用されるインプラントの太さ(直径)は、約4ミリ程度です。
それに対し、抜歯した『穴』の大きさは、4ミリ以上あります。
前歯部では、4〜6ミリ程度の場合が多いのですが、
奥歯(臼歯部)では、抜歯した穴は、6〜8ミリ程度はあります。
つまり、抜歯と同時にインプラントを埋込むと
抜歯した穴の方が大きく、埋込んだインプラントがブカブカで安定しません。
また、インプラント治療をご希望される方の多くは、
歯周病 歯根破折欠損状態を放置 することにより、骨の吸収が起っているのです。
骨の吸収が起っている患者様の方が圧倒的に多いのです。
骨の吸収が起っている場合には、インプラントを埋入すると同時に骨の再生治療(GBR法) を行います。

このように、抜歯した穴の方が大きかったり、
骨吸収により骨の再生治療(GBR法)を行う場合には、抜歯と同時のインプラントはできないことが多いのです。

そのため、ほとんどのケースでは、抜歯後に一定期間を待ち、
インプラントを埋込むことになります。

この一定期間というのは、どの程度の期間かと言いますと、
約2〜6ヶ月(場合により1年程度)です。
抜歯した穴が治るまで約2ヶ月かかります。
次に骨がある程度回復(再生)するまでには、さらに4〜6ヶ月はかかります。
そのため、抜歯後、インプラント治療が可能になるまで約2〜6ヶ月はかかることになってしまいます。

そこで、この期間をできるかぎり短くすることと、
骨の再生を促進させるための方法があります。
『ソケットプリザベーション法』と言います。

それでは、『ソケットプリザベーション法』についてその歴史を含め、解説したいと思います。

『ソケットプリザベーション:socket preservation 』は、
日本語で『抜歯窩の温存』という意味です。
抜歯窩(ばっしか)と読みます。
『窩』とは抜歯した『穴』のことです。
つまり、歯を抜いた穴をできるかぎり吸収させず、温存することを目的とした治療法なのです。
この治療は1980年頃にはすでに行われていた治療方法です。

『ソケットプリザベーション法』の最初の方法は、抜歯窩に人工骨を充填するというものでした。
代表的な論文として1985年に Oral Surg Oral Med Oral Pathol誌に発表された Ashmanの報告があります。
この論文によると『人工骨を抜歯窩に入れることにより、抜歯窩の吸収を極力防ぐことができた』
とのことでした。

ただし、現在の『ソケットプリザベーション法』は、Ashmanの報告のような単に抜歯窩に人工骨を入れるという方法ではありません。

現在の『ソケットプリザベーション法』については後で解説します。
話は戻りますが、Ashmanの論文と同様の報告は多数あり、『ソケットプリザベーション法』の効果は実証されています。
ただし、1990年頃になるとちょっとした変化がありました。
それは骨をもっと積極的に再生させようとする方法が取り入れられたのです。
『GBR膜』の誕生です。
使用方法によっては『GTR膜』とも言います。
『GBR膜』と『GTR膜』については ここで話しますとかなり長くなりますので、ご興味のある方は先にこちら(GBR法)を参考にして下さい。

簡単に説明しますと『GBR膜を用いたソケットプリザベーション法』は、従来の人工骨を入れた治療法より さらに積極的に骨を再生することが可能となってきました。

1997年に J Periodontol誌 に掲載された Lekovicらの報告でも『非吸収性のGBR膜を用いたソケットプリザベーション法』の効果が報告されています。

その後、1999年に Atlas Oral Maxillofac Surg Clin North Am誌でSclarが発表した『 The Bio-Col technique 』があります。
この方法の詳細は、次回以降のブログで詳しく説明しますが、
抜歯窩を清掃後、人工骨を入れ、抜歯でできた穴をコラーゲンで封鎖し、仮歯にてその穴を密封する方法です。
現在、非常に有効な『ソケットプリザベーション』とされています。

また、それを改良した方法(論文)を2004年にImplant Dent誌 でWangが発表しています。
現在では人工の骨にコラーゲンの吸収する膜(GBR膜)を併用し、歯肉や仮歯で、抜歯窩を閉鎖する方法が多く行われています。

今日の話は少し難しかったですね。



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インプラント治療にかかる期間と回数:その7

6/19(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
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本日も前回の続きで、『インプラント治療にかかる期間と回数:その7』になります。

前回までで、抜歯即時インプラントについて症例を加えながら解説してきました。
ここまでの話では、抜歯と同時にインプラントを埋入すれば、
麻酔も1回で行えますし、治療回数も少なくできます。
もちろん治療期間も短期間で行えます。
非常に良い方法です。
しかし、こうした方法は、現実的には、全ての症例に適応することはできません。
多くの症例では、抜歯と同時のインプラントは不可能と言ってもいいでしょう。

本日は、まず、この適応されない理由について解説していきたいと思います。

 
前回の症例では、インプラントの幅(直径)と歯(抜歯部)の直径には 違いがあり、
その幅を解消すべく インプラントの直径が広くなっている
『I T I TE(R)インプラント』を使用しました。

しかし、抜歯即時インプラントには、まだ多くの問題があります。

それは、抜歯した場合、そこには 歯肉がないが開きます。
インプラントを埋入した後、歯肉とインプラントの頚部を密着させようと思っても 歯肉のの方が大きく開いてしまっている場合には 隙間がなく完全に適合させることが困難になります。

そうすると 密着していない部分から食物等が入り、感染を起こしたりする可能性が出てきます。

つまり、抜歯したが完全に封鎖できないことが問題の一つになっているのです。

そのようなことを防止するために 一つの方法があります。
それを以下で紹介します。

その方法とは、あらかじめ抜歯はしないが、歯を歯肉の中まで削り、一度歯を歯肉の中に埋めてしまいます。
そして、歯肉が治るまで3週間程度待ちます。
歯は、歯肉の中にある状態になります。(歯肉の中に埋まっているのです)

インプラントを埋入する時には 歯肉をめくり、抜歯を行い、歯肉と密着させるか、歯肉の中に埋め込みます。

こうした方法を『抜歯即時インプラントにおける残根上歯肉の利用』といいます。
こうした話だけではわかりにくいと思いますので、図解していきます。

下の図5は、抜歯しないで、歯の上の部分を削除し、歯肉の中に埋込んだ状態です。
歯自体は、歯肉の中に埋まっているため、外からは見えません。

そして、インプラントを埋込む手術時に 歯肉の中に埋まっている 根のみを抜歯します。
図6、図7

その後インプラントを埋入します。
このようにすると抜歯した穴が開かないので、インプラントと歯肉との適合が非常に良く、
感染等のリスクが少なくなります。

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それでは、次に『抜歯即時インプラントにおける残根上歯肉の利用』 の実際の症例を見ましょう!
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一番右側の写真は、歯肉の中にまだ歯の根が埋まっている状態です。
この状態でインプラント手術に移るわけです。



本日のまとめとして、
最初に解説したように 抜歯即時インプラントは、全ての症例に対応されるわけではありません。
現実的には、抜歯即時インプラントが適応されないケースの方が多いのです。
ほとんどの症例では、抜歯し、一定期間待ってから インプラントを埋込む方が多いのです。

例えば、骨吸収が大きい場合などは、インプラント埋入時に骨再生治療を行います。
このような場合には、抜歯即時インプラントは不適応になります。

また、歯の先に膿みが溜っているような場合でも抜歯即時インプラントは適応されません。
抜歯した部位(穴)の内部には、膿みが溜っているので、抜歯直後にインプラントを埋込んでしまうと、インプラントも膿みに触れることになります。
インプラントが感染するリスクが高くなりますので、基本的には 適応症とはなりません。

このような場合には、抜歯し、歯肉や骨の回復を待ってから
インプラントを埋込む方がリスクは低くなります。
ただし、少しでも抜歯した部位が早く治ることができれば、それだけ次のインプラント治療が早く行うことができます。
抜歯と同時に骨の回復が起りやすいようにする方法を
『ソケットプリザベーション法』 と言います。


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インプラント治療にかかる期間と回数:その6

6/12(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日も前回の続きになります。
抜歯即時インプラントの続きです。
前回までのブログをご覧になっていない方は、前回(6/5)以前のブログを先に御覧になって下さい。

前回は、抜歯即時インプラントに適したインプラントの形態について解説しました。
I T I TE(R) インプラントです。
下の写真のように抜歯即時インプラントに適した新しいインプラントは、
上部が広がっている形態になっています。
この広がっていることが抜歯と同時にインプラントを行う場合に有効なのです。

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下の図の3番が通常(今まで)のインプラントの形態です。
4番がI T I TE(R) インプラントです。
比較すると少し分かりやすいかと思います。

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それでは、さらに分かりやすくお話するために、先に通常(今まで)のインプラントの症例から見てみましょう。

下のレントゲン写真では、左下の奥歯が折れてしまっています。
治療回数の減少と治療期間の短縮を考え、抜歯をした直後にインプラントを埋入する計画を立てました。
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次のレントゲン写真では、抜歯した直後にインプラントを埋入しました。
しかし、もともとの歯の直径(幅)よりもインプラントの直径(幅)の方が小さいため、インプラントと骨との間に隙間ができています。
この隙間を改善するために骨再生治療(GBR法)を行う必要性があります。
インプラントの左側にある黒い部分がインプラントと骨との隙間です。
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下のレントゲン写真は、インプラント埋入後8週間の状態です。
抜歯時にあったインプラント周囲の骨の欠損には 白く骨ができています。
さらに数ヶ月すると この白く再生した骨は 周囲の骨と識別できないようになってきます。
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このように抜歯と同時にインプラントを埋入する場合、
どうしてもインプラントと抜歯した穴に隙間ができてしまいます。
もちろんこの隙間を先程書きました骨再生治療(GBR法)を行えば、この隙間を改善(骨再生)させることは可能です。
しかし、治療に対する大変さもありますし、骨再生治療(GBR法)は、魔法の治療ではありませんので、骨再生量には限界があります。

そこで、I T I TE(R) インプラントのような形態のインプラントが適しているのです。
以下は、I T I TE(R) インプラントの症例です。
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上のレントゲン写真の奥から2番目の歯に痛みがあり、
診査結果、同部は、歯の根が割れていました。
治療回数の減少と治療期間の短縮を考え、抜歯をした直後にインプラントを埋入する計画を立てました。
また、I T I TE(R) インプラントを使用することにより骨再生治療(GBR法)を行わない治療法を選択しました。
* 一番奥は、以前にインプラントを行っています。


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上の写真の奥から2番目の歯が折れています。
左側は、折れている状態です。
真ん中の写真は、インプラント埋入直後です。
右側は、抜歯後2ヶ月の状態です。
I T I TE(R) インプラントを併用することにより、抜歯から約2ヶ月で噛めるようになりました。



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上のレントゲン写真は、治療終了時です。
一番奥のインプラントと比較すると 形態の違いがわかるかと思います。
この形態が 抜歯即時インプラントにおいてGBR法を併用しないでシンプルに行えるようになっているのです。






次回のテーマは、『インプラント治療にかかる期間と回数:その7』です。



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インプラント治療にかかる期間と回数:その5

6/5(金曜日)です。

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今日のテーマは、『インプラント治療にかかる期間と回数:その5』です。

前回は、抜歯した当日にインプラントを埋入する抜歯即時インプラントについて解説しました。
ただし、こうした方法は、通常行われる治療ではありません。

インプラント治療が始まった頃には、抜歯した部位にインプラントを行う場合、
まず、抜歯部が治癒するまで、2〜6ヶ月程度待ちます。

その後 インプラントを埋入します。
さらに インプラントと骨が結合(くっつく)するまで 6ヶ月程度待ちます。

その結果、抜歯し、インプラントを埋入した場合、
最終的に噛めるまでにトータルで、
半年以上の治療期間がかかっていました。
これは、治療期間が非常に長くなり、患者様にとっては、大変なことです。

このような問題点を解決すべく、 I T I インプラント(ストローマン・インプラント)は、1999年に骨との結合期間を大幅に短縮する ” SLA表面インプラント ” を開発しました。
この ” SLA表面インプラント ” により インプラントと骨が結合する期間は、最短で6週間という 非常に短い期間になりました。
これが、インプラントの治療期間の短縮に大きく貢献しました。

この時期には、他の多くのメーカーもインプラントと骨の結合期間を短縮させる開発が頻繁に行われていました。

しかし、抜歯した後にインプラントを埋入するためには、他にも問題があります。
抜歯と同時にインプラントを行う場合、抜歯部の穴の大きさと インプラントの太さ(幅)には 違いが生じてしまいます。
通常、抜歯部(抜歯した穴)の方が 幅が大きいので、インプラントの周囲には隙間(ギャップ)ができてしまいます。
この隙間を埋めるために、 骨再生治療(GBR法)という特殊な方法が用いられてきました。
この治療法を用いると インプラントと骨との隙間に 骨を再生させることが可能になります。

しかし、あまりにも インプラントとの隙間が大きかったり、
インプラントの初期安定性が得られない場合には、適応しづらいこともありました。
また、骨再生治療(GBR法)は、技術的に難しいことも多いため、抜歯と同時のインプラント埋入には限界がありました。
このため、通常は、先に記載したように 抜歯した部位が治ってから インプラントを埋入していました。

こうした問題を解決すべく、I T I インプラント(ストローマン・インプラント)は、2003年にまったく新しいタイプの『 I T I TE(R) インプラント 』を開発しました。
この新しいインプラントは、抜歯した部位への使用を目的として 開発されたもので、抜歯部との隙間を最小にすべく、テーパー上の形態(図1)になっていることと、骨との安定をよくするためピッチ(ねじ山の間隔)が狭められています。(図2)
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以下の写真が『 I T I TE(R) インプラント 』になります。
インプラントの尖端より 上部の直径(幅)が広くなっています。
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この続きは、6/12(金)になります。


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