スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その3

2/24(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、骨吸収を起こすと治療が大変になる?:その3』です。


今までの2回では、骨吸収が起こる原因として 以下のことを解説してきました。

1.歯周病 を放置した場合
2.歯がないまま長期間そのままになっている 場合
3.歯根破折 を起こした場合
4.虫歯 を放置した場合
です。
特に歯周病 を放置した場合と歯根破折 を起こした場合は、歯を支えている骨が急激に吸収します。
その結果、抜歯後にインプラント治療が難しくなったり、骨吸収があまりにも大きい場合には、インプラント治療自体が不可能になるケースもあります。

そこで骨を増大させる治療法が必要であることを解説してきました。
それが、GBR法(骨増大法) です。

今回のシリーズのテーマは、
骨吸収を起こすと治療が大変になる?』
です。
GBR法(骨増大法) は大変なのでしょうか?
現実的な話しとして、インプラント治療をご希望されている方の半数以上はGBR法(骨増大法) を併用してインプラント治療を行います。
問題なのは、このGBR法(骨増大法) が大変かどうかです。

インプラント治療での質問で、
『インプラント治療後に腫れたり痛んだりしますか?』
という質問がよくあります。
この質問の答えは難しいことです。
インプラントを埋入するための骨に問題がなく(骨の吸収がなく、GBR法の骨再生治療を行なう必要性がない)、1~3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は低いかと思います。

しかし、同じ治療を行っても個人差があり、腫れる方もいれば腫れない方もいるのが現状です。
骨の高さや幅に問題がなく、1~3本程度の少ない埋入本数であれば腫れる可能性は低いかと思います。

しかし、骨の吸収が大きく、インプラントを埋入するために、どうしてもGBR法(骨増大法) を行う必要性がある場合には、腫れる確立は高くなります。

それでは、なぜ腫れるのでしょうか?

その1: 骨に触れることが原因!
インプラントの埋入や骨の増大治療を行うためには、骨自体に触れることになります。
骨は外部(外気)に触れるとそれ自体が腫れの原因になります。
特に外気(部屋の空気)が汚れていると 手術時にホコリが手術部位に触れますので、
腫れる可能性が高くなります。
もちろん 手術器具自体が汚染されていると腫れの原因になります。
この対策として、手術室の完備 や 手術器具の滅菌 が重要になります。

その2:インプラント埋入に使用する『ドリル』が原因!
骨内にインプラントを埋入する場合、専用の『ドリル』を使用します。
つまり、埋入するインプラントの直径と 同等の大きさまで、骨にドリルで穴を開けます。
この 骨に触れること自体が 腫れを引き起こす原因になります。
回避することとして、
できるかぎり、『ドリル』を使用しない手術を行うことがあります。
プリッティング法(スプリットクレスト法) ス言われる方法です。
*この方法は 骨が柔らかい上顎で応用することが多い治療法です。
また、ドリルをほとんど使用しない
最新OAMインプラントシステム(大口式インプラント)
という方法もあります。
さまざまな方法を駆使することにより腫れを防ぐことが可能になります。

また、『ドリル』の劣化も原因になります。
切れ味の悪いドリルを使用すると骨へのダメージが大きくなりますので
使用器具の品質管理も重要です。
ドリルの使用回数(使用限度)は、
骨の状態(硬い骨 か 柔らかい骨かの違い)によって違いますが、
5~10回が限界とされています。
それ以上の劣化した状態での使用は、骨へのダメージがあるため、
きちんとした管理が必要です。

また、『ドリルの使用方法』です。
骨の硬さにもより違いますが、『回転速度』も大切です。
ドリルの使用 回転 速度が速いと、骨へのダメージは大きくなります。
簡単に言えば、ドリルの使用 回転 速度が速くなると『発熱』が大きくなります。 
骨へ加わる『熱』は非常に悪影響です。
骨が『オーバーヒート:火傷(やけど)』状態になります。
ドリルの使用 回転 速度が遅いと、なかなか削れませんが、
速すぎても、骨へダメージが加わってしまいます。
ドリルによる骨へのオーバーヒート を防止する対策としては、
適切な形成速度を守ること
ドリルで骨を形成する際に冷却した水で十分に冷やしながら行うことが必要です。

その3:内出血による腫れ!
治療後に腫れる原因として、多いのが内出血です。
分かりやすく例えると、手や足をぶつけた時に腫れることと同じです。
手や足等をぶつけると 皮膚下の血管が損傷し、破れます。
その結果、皮膚内部で出血を起こすのです。
これが腫れです。
インプラント手術を行うと、必ず出血は起ります。
出血が多い場合には 腫れる確立は高くなります。
手術範囲が大きかったり、
インプラントの本数が多かったり、
手術時間が長くかかった場合
等です。

このような内出血を抑える方法としては、
・可能なかぎり、手術範囲を小さく行う !
・うがいをし過ぎない !
・治療後の注意事項を厳守する !
といったことが大切です。

また、インプラント治療後の注意事項として、
・手術当日はお風呂を避ける !
・運動等を避ける !
・すぐに横にならない !
・また、就寝時は枕を高くして寝る !
  (頭を下げた状態にすると血液が手術部位に溜まりやすいため、
   すぐ横になるよりは、起きてイスに座ったりした方が良い)
・手術部位を間欠的に冷やす !
   アイスノン 等で手術部を10~20分程度冷やす。
   ただし、連続して冷やし過ぎると血液循環が悪くなるため、逆に良くあり
   ません。

その4:手術時の衛生管理が不十分なことによる腫れ!
手術直前の口腔内の消毒不足です。
手術直前には 口腔内を徹底的に 消毒する必要性があります。
口腔内は唾棄もあり、完全に滅菌することは無理ですが、
術前に極力清掃することは 非常に大切なことです。
当医院では、インプラント手術当日は 
まず抗菌作用のある薬 (クロルヘキシジン ジェル)を歯ブラシにつけご自身でブラッシングして いただいてから治療室に入っていただきます。
そして、手術室では クロルヘキシジン洗口剤で口をゆすいでもらいます。
さらに 麻酔の前後にクロルヘキシジンの綿にて粘膜や歯を拭い、消毒を行います。

次に、手術場所や、手術器具、治療者の衛生管理です。
手術室でない場所で行ったり、不衛生な場所だったりした場合、
感染する感染する可能性があります。
インプラント手術を行う場所は 衛生管理された手術室が良いでしょう。
手術器具が汚染されていたりした場合には、感染の可能性があります。
しかし、この可能性はほとんどないと思って下さい。
インプラント手術を行っている歯科医院では、
使用する器具が 汚染されているということは まずないと思われます。
(もちろん、いろいろな歯科医院がありますので、絶対ということはありませんが…)。

術者の衛生面も非常に大切です。
術者の 手術着 や 
マスク 、
手術用グローブ
等です。
髪の毛 や 顔に付着した汚れも注意が必要です。
患者様の口腔内に術者の顔を近づけて手術を行うわけですから…

こうした衛生管理が不十分であると感染し、腫れる原因になります。

次に、手術による感染が原因による腫れです。
手術中に 唾液が手術部位に触れたり、
インプラント本体に唾液が触れた場合、汚染されます。
また、口腔粘膜に触れても問題が起ります。
これは、他の感染リスクより起る確立が高いものです。
防止策として、アシスタントの能力があります。
手術する歯科医師は 手術に集中していますので、
アシスタントが唾液の排除を行うことになります。
また、手術自体を手早く行うことが必要です。
これは 無理して早く行うということではなく、
きちんとしたトレーニング (切開の確実性や縫合の素早さ等)と
術前のデータをきちんと頭にいれ、 
治療前にイメージトレーニングをすることが有効です。
的確に手術を早く行うことは 感染のリスクを減らすだけでなく、
術後の腫れも少なくします。

その5:手術前の抗生剤の服用による腫れの予防が大切!
次に抗生剤の術の服用です。
いくら手術環境を整えても100%無菌であるとこは無理なことです。
そのため 抗生剤の服用は重要になってきます。
一般的に 抜歯を行うと 治療に抗生剤の処方があり、
抜歯に患者さんは 服用することになります。
しかし、本来は 抜歯に服用するのは 遅いことになります。
抜歯に抗生剤を服用して があるのは 術後の感染予防です。
抜歯時(治療時)の感染予防にはなりません。
抜歯に抗生剤を服用する必要性があります。
しかし、日本の保険制度では 抜歯前の抗生剤投与は認められていません。
そのため、通常は 抜歯後に処方されることになります。
インプラントにおいては 保険診療ではないため
術前に処方することがほとんどです。
(場合により治療後に服用することもあります)
インプラント治療中の感染予防に対して効果がある抗生剤の処方方法は
治療の1時間以上前です。
そうすると インプラント治療中の感染予防対策になります。
しかし、現実的には 手術の1時間前にいらしていただくのは大変ですので、
当医院では前日から服用していただいています。
抗生剤の術前服用に対しては 以下のようになっています。
米国外科医協会の術後感染委員会(Olson 1984, Peterson 1990)によると
口腔内の手術において手術前に抗生剤を服用することは、
70%以上の術後感染減少率になるとしています。
また、手術前に抗生剤を服用すると その量も少なくすることができます。

その6:感染による腫れ!
歯周病が存在した状態で、インプラント治療を行った場合は、問題が起る可能性が高くなります。
この後の術後感染に関係していますが、もともと歯周病であった場合、
インプラント治療前に歯周病の治療を行っていないと 
口腔内に存在する歯周病細菌がインプラントにも感染してしまいます。
感染 すると歯肉は腫れ、痛みが起ります。
そのため、インプラント治療前には 歯周病検査 はかかせません。
そして、もし歯周病が存在していれば、
インプラント治療に 歯周病治療 が必要になります。
インプラントが歯周病のような状態をインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。


その7:術後感染が原因による腫れ!
インプラント手術に口腔内を不衛生にしていると 手術部位に感染を起こすことがあります。
感染を起こすと 腫れる可能性があります。
しかし、通常このようなことは起りません。
インプラント手術後には 口腔内を清潔にすることが大切です。
・手術部以外をしっかりとブラッシングする !
・口洗液でうがいをする(クロルヘキシジン溶液 等)!
・義歯を使用している場合には食後義歯をきれいに洗う !
・手術部に触れない!

次回のインプラント基礎ブログは、3/2(金)になります。


当医院のインプラント治療費の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) の費用、
OAM(大口式)インプラントシステム の費用、
GBR法(骨増大法) の費用、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。

インプラントモニター募集(手術費用20%割引)
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
インプラントモニター(手術費用20%割引)

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
インプラント無料相談
2010年のオリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の
顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
  ・オリコン 2010年度版 顧客満足度の高い インプラント歯科医院ランキング神奈川県版

メインのブログは下記をクリックして下さい。
『日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ』

こちらのブログは、曜日 と 曜日にアップしています。
他ではないようなマニアックな内容です。
当医院で 毎日行われているインプラント手術報告も記載されています。
上記の メインブログ もこの後、引き続きどうぞご覧下さい!

   ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
スポンサーサイト

テーマ : インプラント最新情報
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : インプラント 歯科医院 歯科治療 GBR法 骨吸収 ソケッツリフト法 治療費 インプラント専門医

プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
インプラントのマニアックなブログは以下をクリックして下さい。
日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ
また、院長はインプラント認定以外に日本歯周病学会の専門医でもあることからインプラントと歯周病との関連についても解説していきたいと思います。

メール無料相談は こちらをクリック
歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。
基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

オンライン予約 はこちらをクリック
オンラインで予約が行えます。


     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

カテゴリー
最近の記事
FC2カウンター
QRコード
携帯でもご覧頂けます。
QR
電力使用状況&電気予報
リンク
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。