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インプラント周囲炎(インプラントの歯周病):その2

2014年10月31日(金曜日)です。
このブログは、インプラントの基礎を紹介しています。


このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。

このブログは、インプラントの基礎に関するブログです。


今日のテーマは、インプラント周囲炎(インプラント歯周病)』です。



インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると
汚れは 歯肉 と インプラントの境目 から 内部に侵入していきます。
この汚れは 歯周病細菌と同様の細菌です。

そして、初期の段階では インプラント周囲の歯肉が腫れて行きます。
その後 インプラントを支えている歯槽骨を吸収してしまいます。
最終的には インプラントは ダメになり、撤去することになります。

人工物であるインプラントには神経が通っていません。
そのため 初期の段階では 多くの場合、自覚症状がありません。
そのため、かなり状態が進行しなければ気付かないのが特徴です。

『インプラント周囲炎』にならないためには、
『歯磨き』が最も重要です。

インプラントを行う方は、もちろん 歯がない ということです。
歯がなくなる原因として最も多いのが、歯周病 です。

歯周病 になってしまう ということは、
その方が 歯ブラシがきちんとできていなかった ということになります。

『歯磨きがきちんとできていなかった』から歯がなくなってしまった
と言ってもいいでしょう。

そのため、歯周病で歯を失った方で、その後にインプラントを行うと
どうしても 歯磨きできちんとできない方 がいらしゃします。

多くの方は、歯周病で歯を失うと、大変なことになることを経験されていますし、
インプラント治療において高額な治療費を支払っていることもありますので、
『なんとかインプラントがダメにならないようにしたい!』
という強い意志をもっていらしゃいます。

しかし、時間の経過とともに そうした意識は少しづつ薄れて行きます。

だんだんと歯磨きがおろそかになっていくのです。

その結果、インプラント周囲に汚れが付着し、
『インプラント周囲炎』となってしまうのです。

インプラント周囲炎になってしまった場合には大変です。
状況によっては、インプラントを摘出することになってしまいます。


天然歯の場合、歯周病になったら歯周病の治療 を行います。
歯周病治療を行うと 歯周病の進行を停止させることが可能になります。
しかし、あまりにも歯周病が進行してしまった場合には、
歯周病の治療を行っても治らないのです。
抜歯になってしまいます。

それでは、インプラント周囲炎はどうでしょうか?
治るのでしょうか?
それとも摘出しなければならないのでしょうか?

まず、結論から言いますと、インプラント周囲炎治療可能です。
しかし、インプラント周囲炎があまりにも進行してしまうと
治療は不可能になってしまいます。


以下は、インプラント周囲炎の進行程度による治療方法です。


1.出血があり、歯周病ポケットが3ミリ程度の場合

  治療法: PMTC で治ります。
  『PMTC』とは、『 Professional Mechanical Tooth  Cleaning』の略で、
  歯科医師 や 歯科衛生士 のように 特別に訓練を受けた専門家が 器具や
  ペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて 歯面 および 歯周ポケット
  内部に存在している汚れ(細菌)を機械的に除去することを言います。


2.出血があり、歯周ポケット4~5mmの場合

  治療法: PMTC と 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
       グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗することで治ります。

  使用する薬液は0.1~0.2%のグルコン酸クロルヘキシジン が有効
  とされています。(商品名:コンクール)
  また、0.2%のグルコン酸クロルヘキシジンジェルを歯肉に塗布する
  ことも有効とされています。
  こうした薬液による口洗を約3週間続けます。
  もちろん歯ブラシを徹底して行うことは基本です。
  徹底した歯ブラシができないと薬液の効果はありません。
  

3.出血があり、歯周ポケット5~6mm程度の場合

  まず、レントゲンによる検査が必要になります。
  レントゲン検査の結果、骨の吸収がない場合には以下の処置を行います。

  治療法: PMTC と 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
       グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗します。

  そして、3週間程度経過したら再度検査を行い、問題がないか確認します。
  問題があれば、次の治療に以降する可能性があります。


4.出血があり、歯周ポケットが5mm以上で さらに、骨吸収がある場合
 
  まず、レントゲンによる検査が必要になります。
  レントゲン検査の結果、骨の吸収が2mm以下であれば、以下の処置を行い
  ます。
  骨の吸収が起っているということは大きな問題です。
  早急に対応しないと問題が広がり、インプラントを摘出する可能性があり
  ます。

  治療法: PMTC と 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
       グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗する。

      +(追加で)全身的 あるいは 歯周ポケット内部への抗生剤の使用
  約10日間続けます。
  上記のようなことを行い、改善しない場合には以下の治療を行う
  必要性があります。


5.出血があり、出血があり、歯周ポケットが5mm以上で さらに、骨吸収が2ミリ以上ある場合

  レントゲン検査の結果、骨の吸収が2mm以上であれば、以下の処置を行い
  ます。
  2mm以上の骨吸収は大きな問題です。
  早急の対応が必要です。
  場合により摘出する可能性があります。

  治療法: PMTC と 薬液で歯周ポケット内部を洗浄し、
       グルコン酸クロルヘキシジンで毎日口洗する。

      +(追加)全身的 あるいは 歯周ポケット内部への抗生剤の使用
      +(追加)外科処置を行う
  骨の吸収が著しい場合には外科処置を行う必要性があります。
  外科処置とは麻酔をし、歯肉を切開し、内部の汚れを取り除きます。


インプラント周囲炎が 
治るか? 
治らないか?
どうかの判断基準は、
骨吸収の有無に大きく左右されます。

インプラント周囲の歯肉が少しでも腫れた場合には、できる限り早期に対応することが最も大切です。

インプラントがダメになってしまった場合には、再度インプラント治療が必要になったりしますので大変です。

もし、インプラント周囲炎になっても骨吸収がさほど起っていなければ、
治療は可能です。
しかし、骨吸収が大きく起っていた場合には、
インプラントを摘出する必要性があります。

昨年度、インプラント治療が終了した後で、
インプラント周囲炎となり、摘出した方が1名いらっしゃいました。

摘出までは いかなくても インプラント周囲炎の治療を行った方も
何人か いらっしゃいました。
インプラント周囲炎の治療を行った方は、全て改善しました。

これらの改善した方は、早い段階で分かったからです。
早めの対応をすれば、インプラント周囲炎になっても十分改善しますが、
骨吸収があまりにも進行するとダメ(インプラント摘出)です。

歯周病もまったく同じです。
歯周病が進行していなければ、治療により十分改善は可能ですが、
歯周病が進行してしまうと抜歯になってしまいます。
できるかぎり早い段階で発見することが最も重要です。

そのためには、定期検査が最も重要です。
歯周病 も インプラント もメインテナンス(定期検査) が大切になります。

インプラントのメインテナンス(定期検査) では、
口腔内全体の状態を検査します。
歯周病の検査、噛み合わせの検査 等です。

そして、口腔内の清掃を行います。
この定期検査(メインテナンス)で行う口腔内の清掃のことを
『PMTC』と言います。

先にも記載してありますが、
『PMTC』とは、『 Professional Mechanical Tooth Cleaning』の略で、
歯科医師 や 歯科衛生士 のように特別に訓練を受けた専門家が
器具やペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて
歯面および歯周ポケット内部に存在している
『バイオフィルム』を機械的に除去することを言います。

『バイオフィルム』とは、
『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』のことです。
そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在する『バイオフィルム』の話しをします。
台所や風呂場の清掃を少ししないでいるとそこは、
“ ヌルヌル ”としてきます。
その“ ヌルヌル ”を除去しようと思っても、
塩素系の薬剤等を使用しない限り、
ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。
この除去しづらい“ ヌルヌル ”が『バイオフィルム』です。

口腔内でも同様の『バイオフィルム』が形成されます。
『バイオフィルム』の内部には複数の『細菌』が生息しています。
『バイオフィルム』という家の中で複数の『細菌』が共同生活をしていると思って下さい。
問題なのは『バイオフィルム』は
薬剤 や 殺菌剤 などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。
かなりの高濃度の薬剤でもない限り、
内部の細菌を殺すことは困難です。

ではどうしたら『バイオフィルム』内部の細菌を除去できるのでしょうか? 

答えは、機械的にこすり、除去することです。

これがメインテナンス(定期検査) の役割なのです。


当医院のインプラント治療費の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) の費用、
OAM(大口式)インプラントシステム の費用、
GBR法(骨増大法) の費用、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。

このブログが始まって以来 毎週金曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週金曜日にアップしたいと考えております。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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ジャンル : ヘルス・ダイエット

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プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ
また、院長はインプラント認定以外に日本歯周病学会の専門医でもあることからインプラントと歯周病との関連についても解説していきたいと思います。

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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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