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インプラント使い回しの問題:その2

1/29(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、前回の続きで『インプラント使い回しの問題:その2』になります。
前回(1/22)のブログ では、テレビ報道でもご覧になったかと思いますが、インプラントの使い回し(再利用)の問題について解説しました。
この問題についてのあらすじ や 私個人の意見については、前回(1/22)のブログ をご覧になって下さい。

この報道を知った時『まさか そんなことをする先生がいるなんて 信じられない!』という思いでした。
ダメになったインプラントを再利用するなんて まったく考えてもいなかったことです。
ほとんどの歯科医師が私と同じ意見だと思います。
まったく想像にもしなかったできごとです。
私自身は、今でも 問題となっている愛知県豊橋市の歯科医師が なぜそのようなことを行ったのかが 不思議でなりません。
前回のブログでも書きましたように 一度使用したインプラントがダメになるということは、
確実にインプラント本体が感染しているということですので、それを滅菌しても再利用は不可能と考えられます。
ダメになることが分かっていて使用したとしか考えられないのです。

前回も少しお話しましたが、現在デフレ社会ですので 価格の安い物が売れています。
当然のことながら、価格を下げるためには 利益を減らすことが必需です。
人件費の削減もそうですが、仕入れ値を下げることが必要です。

インプラント治療は、チタンでできたネジです。
チタンでできたネジを 大雑把に言えば、大工で使用する 釘(くぎ)のようなものです。
そうであれば、そんなに高いものではないと思われるかもしれません。
しかし、インプラントで使用するチタンのネジは、安いものではありません。

インプラントを製造しているメーカーは、世界中で200社程度存在すると言われています。
その中には、優れているメーカーもあれば、信頼性の低いメーカーも存在します。
メーカーによって 1本のインプラントのコストもまったく違います。

インプラントのコストについて 当医院でも使用している 世界的に信頼性が高く、圧倒的にシェアーの高いストローマンインプラント(ITIインプラント) を例にとってそのコストを考えて行きましょう。

ストローマンインプラント(ITIインプラント) では、インプラント本体の価格は、種類やサイズによっても違いますが、33.000~39.500円です。
もちろんインプラント手術にかかる費用は、このチタンのネジだけではありません。
それ以外の費用の方がもっとかかります。
ストローマンインプラント(ITIインプラント) では、チタンのネジ(インプラント本体)につける蓋があります。これが、4.300~5.800円します。
また、インプラント手術に使用する穴を開けるドリルが1本 12.000~13.000円します。これを約3~4本使用します。
使用する器具は、こうしたドリル以外にもいっぱいあります。
ただし、全ての使用器具が使い捨てではなく、滅菌をすることで何回かは使用可能ですが、ほとんどは劣化しますので新しく購入が必要なものが多いのです。

また、インプラント手術を行う場合、多くの症例で 骨の高さ や 幅が 十分存在することは少なく、
骨を増大するGBR法という治療を併用することが多いのです。
GBR法の費用は、インプラント費用とは別に請求している歯科医院もありますが、多くの歯科医院ではインプラント手術に含まれています。
当医院でも特別なケースでないかぎり インプラント手術費用の中に含まれているので、別途かかることはありません。
このGBR法に使用する材料も高価なものです。
一般的に使用する人工骨が15.000~30.000円程度、人工の膜(GBR膜)が15.000~30.000円程度、それ以外にもGBR法使用する材料等は いくつもあります。

また、細かい材料費としては、メス や 針、糸(インプラント手術に使用する糸は、特殊な糸の場合が多く1.000円程度から10.000円以上するものもあります)、
ドレープと言われる 患者様を覆う滅菌された布、
私たち歯科医師 や アシスタントが着衣する オペ着(ディスポーザブルが主流のため、コストは高くなります)、
手術用グローブ、
…ここでは書ききれない程多くの消耗品が必要です。

また、ドリルを使用する器械も高価なものです。
インプラント関連の器械も多数あり、当医院で使用する器具は全てで500万円以上(1000万円以上かもしれないですね)はかかっているでしょう。
CT撮影のためのレントゲンにかぎって言えば、2.000万円以上します。

もちろん 手術室を建てるには かなりのコストがかかっているわけです。

インプラントを1本埋入するためには、それなりのコストがかかっているのです。
それが デフレ社会となり、1本10万円程度で治療を行う歯科医院が現れているのです。
きちんとした設備 や スタッフ、準備がされた状況ではとても考えられない というのが普通に診療を行っている歯科医師の本音であると思います。

今回問題となっている愛知県豊橋市の某歯科医院では、コスト削減から 患者様に説明する時間をきちんと取らなかったり、歯科医師や歯科衛生士ではない 資格を持たないアシスタントに医療行為をさせたりしていたようです。
どこかで無理をしなければ 成り立たない経営体質は 大きな問題です。
例えば、当医院では 患者様にインプラント治療に対する治療計画等の説明時間を約1時間程度とっています。
そして、治療計画書を作成するにも1時間から長ければ3時間程度かかることもあります。
スタッフも十分な数の歯科医師を常時勤務させ、アシスタントを行う歯科衛生士も単にアシスタントができるだけでなく、よりスキルアップするために さらなる上の資格(日本歯周病学会認定歯科衛生士 を取得した者を勤務させたり人件費も通常よりかかることになります。
十分な設備、人員、時間をそろえればどうしてもコストに跳ね返ってくることは当然の結果です。

愛知県豊橋市の某歯科医院では、
不潔な使用済みのインプラントを再利用したり、
資格のない人に医療行為をさせたり、
患者様に説明する時間を十分取らなかったり、
コストを下げるために、不適切な医療行為があったり、
完全に利益優先の診療体制になってしまっていたのです。

薄利多売でなければ利益が上がらない医療体制であったのですから、
いつ問題が起こっても不思議ではなかったのです。

具体的な話はできませんが、インプラントのコストを下げるために アジアの某国からほとんど聞いたことがないインプラントを個人輸入している歯科医師が増えていると聞きます。
私も5~6年程度前に某アジアの国で 市価の1/3~1/5程度でインプラント本体を購入できるという話を聞いたインプラントことがあります。
もちろん まったく見たことがないので(聞いたこともありませんでした)、
そのインプラントが 良いか悪いかを判断することはできませんが、きちんとした科学的データが存在しないインプラントを個人輸入してまで使用することは どうなんでしょう?

この前 街中で買い物をしていた時 量販店で以前では考えられない価格のジーンズが売っていました。
間違いなく日本国内で製造しているのではないと思います。
近年中国でも人件費が高くなってきているので、他の発展途上国で生産しているのでしょう。
こうしたことにより原価が下がり、格安のジーンズが提供できたのでしょう。
それでも量販店の利益はほとんどないでしょう。
この格安ジーンズは単に客寄せのための商品なのでしょう。
まあ でもジーンズですから 汚れたり、破れたりすれば、また新しいジーンズを買えば良いのですから
ダメになってもほとんどの人は、文句を言わないでしょう。

しかし、同じような感覚でコスト削減をしている歯科医院はどうなのでしょうか?

また、『国産インプラントだから安心!』
と広告している歯科医院の中にも怪しいところがあります。
国産食品の『国産』とは違います。
一部の国産インプラントは、確かに優れていると思いますが、
まだまだ日本のインプラントメーカーは、その歴史が浅いメーカーが多く、
十分な基礎研究データが少なかったり、臨床データ少ないメーカーが多いのも事実です。

インプラント治療を受けられる場合には、きちんと判断してから歯科医院をお決めになることが大切です。
また、インプラント治療は、治療を受ければそれで終了ではありません。
その後のメインテナンス(定期検査) も非常に重要です。
治療後のメインテナンス(定期検査) にも通える範囲での歯科医院を探されることも大切なことなのです。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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