3/21(金曜日)です。
このブログは、インプラントに関する
基礎の
基礎を学ぶブログです。
毎週
金曜日にアップしています。
今日のテーマは、
『インプラントの治療費はなぜ高いのか?』です。
基礎ブログでは、ここまで2回に分けて『インプラントの治療費はなぜ高いのか?』について説明してきました。
このシリーズで、インプラント材料の『単価』という話を書きました。
ストローマン・インプラントというインプラントメーカーの単価が4月から1割程度値上がりします。
当医院では、材料の高騰による、インプラント治療費の値上げは、
現時点ではありませんが、今後は考えなくてはいけないことになります。
インプラントに関わる費用はどんどんと高くなっているのが現状です。
さて、今日の本題になります。
今日は、このシリーズの3回目です。
『歯科医院により、インプラントの治療費はなぜ違うのか?』
という話になります。
インプラント治療は 保険診療 ではありませんので、治療費は、それぞれの歯科医院が独自に設定するものです。
そのため、治療費に違いができます。
歯科以外で考えても、同じ物品でもお店が違えば、料金も違います。
まして、インプラント治療は『商品』ではありませんから、
それぞれの歯科医院によって費用が違うのは当然のことです。
インプラントの治療費は、インプラント本体や使用する材料の単価もそうですが、基本的に
『技術料』です。
それでは、技術力が高い歯科医師であれば、治療費は高いのか?
ということですが、そうではありません。
高い治療費の設定をしている歯科医院が良くて、
安い治療費を設定している歯科医院は悪い、
ということではありません。
高くても、良くない歯科医院もありますし、
安い治療費でもすばらしい歯科医院もあります。
しかし、この点を患者様が正確に見極めることが難しいことです。
当然のことですが、インプラントの費用は、コストと利益に関係してきます。
材料費以外にかかるものとして、人件費、水道光熱費、通信費、広告代、
テナントなどの賃貸料、雑費、設備投資、等…
いっぱいあります。
当たり前ですね。
病院といっても通常の仕事と同じように経費がかかるのですから…
その一つが『テナント』などの 賃貸料です。
銀座の一等地で、開業しているのと、
地方で、自宅開業しているのではかかる『テナント料』は全く違います。
私の知っている先生が銀座で開業していますが、その賃貸料は、
1坪、6万円です。
その歯科医院の広さは、約30坪ありますので、
1ヶ月のテナント料は180万円になります。
これに、共益費等もかかりますので、大変な金額になります。
年間で、2000万円以上のテナント費用がかかることになります。
その反面、地方で自宅開業している先生は、賃貸料は、0円です。
当然こうしたことがインプラントの価格に上乗せされているわけです。
人件費も多くのスタッフを雇用していれば、大変なコストですが、
家族経営している歯科医院であれば、最小限に抑えられます。
宣伝広告費もばかになりません。
知っている方はわかると思いますが、東京都心のJR線の駅前看板になると
年間200〜300万円程度します。
大手の雑誌などに掲載すると1回100万はします。(1ページ程度の大きさ)
ホームページ作製なども業者にお願いすると結構かかります。
(私は自分自身で、ホームページの更新をしていますが…)
大掛かりな設備投資もそうです。
この前書きましたが、CT撮影装置を置いてある歯科医院では、
数千万円の設備投資がかかっています。
例えば、『カバン』一つ考えても、
同じ材料を使用していても、
ブランド品で、数十万円するところから
その何十分の一という とこともあります。
ブランド品を取り合うかっているお店の多くは、一等地であり、
宣伝広告も多く行っています。
当然そうしたことが商品にかかってきます。
インプラント治療においても全ての歯科医院が同じ治療費ということはありません。
歯科医院によりコストは違います。
もちろんどれだけ利益を取るか ということにおいても違います。
冒頭にも書きましたように
ストローマン・インプラントは約10%程度の値上げを行いました。
最近、小麦やガソリンが値上がりしているように医療材料費も値上がりしています。
値上がりしているのは、インプラント材料だけではありません。
最も値上がりし、経営を圧迫しているのが、
金属です。
歯科において、金属は非常に多く使用します。
いわゆる“差し歯”等の 被せ物に使用します。
どんどん と金属の価格が高騰していますが、値上がり分を被せ物の費用に加算させている歯科医院はほとんどないと思います。
ちなみに、保険診療では、金属の高騰分を医院独自に加算させることはできません。
インプラント本体 および インプラントの材料自体 の価格高騰 と セラミック等の被せ物に使用する金属のも値上がりしている現状では、
今後の治療費の値下げは難しいと思われます。
話はズレてしまいましたが、歯科医院により、治療費が違うのは、医院によりかかるコストが違うからです。
しかし、治療費の差 が 技術的な差 になっている訳ではありません。
次回のブログは3/28(金曜日)になります。
次回のテーマは、
『インプラントは誰にでもできるの?』になります。
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