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インプラント治療における骨増大治療(GBR法)とは?:その3

2/18(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、『インプラント治療における骨増大治療(GBR法)とは?:その3』です。

前々回のブログ(1/28)
前回(2/4)のブログ
では、骨再生治療(骨増大治療)とは、どのような治療なのか?
ということと
骨が再生(増大)するメカニズムを解説しました。

本日はその続きになります。
「骨が再生(増大)する!」と聞くと
「骨が再生(増大)するのであれば、骨が吸収していれば骨増大治療を行えば、大丈夫だ!」
と考えられている方も多くいらっしゃいます。
当医院を受診される方の中にも
他歯科医院で
「骨吸収があるため、インプラント治療ができない」
と言われた。
ということで来院される場合があります。
患者様は、インターネット等で
「骨が吸収した場合には本当にインプラントはできないのか?」とか
「骨を再生(増大)させる治療法はないのか?」
等 調べられて当医院を受診される方も多くいらっしゃいます。
「骨を再生(増骨)することが可能であれば、是非治療したい!」
と希望をもって来院されます。

もちろん骨の増大治療(GBR法)は可能です。
しかし、このGBR法は、魔法の治療ではありませんので、
当然のことながら適応症がありますし、
骨増大(再生)にも限界があります。
また、
少し骨吸収している場合と
大きく骨吸収している場合では
治療の難易度も違いますし、治療の大変さも違います。
骨吸収が大きければ 大きい程 治療が大変になりますので、
治療後の腫れ 等も大きく生じます。
腫れの程度には個人差があり、
まったく腫れない方もいらっしゃれば、
1~2週間も腫れる方もいらっしゃいます。
当然のことながら痛みの程度にも差があります。

本日は、GBR法(骨再生治療)の限界について解説します。

骨の再生(増骨)には、限界があります。
骨のを増やすことはわりとしやすい(可能な)のですが、
骨の高さを増やすことは難しいのです。

一番簡単に骨が再生できる条件は、前回のブログで解説したように “ 穴 ” です。
抜歯でできた骨の “ 穴 ” の中に骨を再生させることは さほど難しいことではありません。
歯肉と骨の間の『バリヤー』であるGBR膜を入れれば、膜(GBR膜)で塞がれた
“ 穴 ” の中は骨で再生(増骨)されます。

しかし、垂直的(高さが吸収)に骨が吸収された部位を
もとの高さまで骨を再生させることを難しいのです。
つまり平になった状態を高くすることは難しいのです。

例えば、歯周病等で、骨の高さが、5ミリ吸収したとします。
インプラントを行うために、この5ミリを増骨(再生)させようとします。
この場合の骨再生は、非常に難しいのです。
その理由を説明します。

まず、骨が吸収するとそれに伴い歯肉も退縮(下がります)します。
歯肉が下がってしまった状態で を回復させようとする場合、
歯肉を上方に引っ張り上げる必要性があります。
骨が増大(増骨)するための場所(スペース)を確保する必要性があります。

例えてお話すると 骨吸収により歯肉が下がった状態は、
『つぶれたテント』のようなものです。
『テント』の中に人や物が入る(入れる)ためには、『つぶれたテント』を立て直す必要性があります。
『つぶれたテント』を立て直すことにより、『テント』の中にスペース(隙間)を確保するのです。

『テント』であれば、支柱を立てれば良いのですが、歯肉はそのように うまくはいきません。
下がった(つぶれた)歯肉を上に引っ張り上げようと思っても 歯肉はそんなに伸びることはできませんし、
歯肉がつぶれないように支柱を入れることも困難なのです。

実際の臨床では、歯肉の中に人工骨等を入れたり、
支柱の変わりになるような材料(チタン等でできたピン)を入れることにより
歯肉と骨の間の隙間(スペース)を確保することを行いますが、
100%元に戻させる(回復させる)ことは難しいのです。

以下のような問題も生じます。
例えば、歯が多数欠損していたとします。
骨吸収が大きく、そのままでは、インプラントができないため、GBR法を行う必要性があったとします。
治療期間は長いので、暫くの間は、義歯(入れ歯)がないと噛めません。
義歯を使用しながらGBR法を行うことになります。
そして、骨の高さを確保(再生、増骨)するためにGBR法を行います。
GBR法では、人工の骨を入れて高さを増したり、支柱のような材質(GBR膜 等)を歯肉の中に埋め込み
歯肉をテント上に高くします。
しかし、骨ができるまでには、時間がかかります。
その間に義歯を使用すると 義歯でGBR法を行った部位は圧迫されてしまいます。
義歯により、歯肉が圧迫されると 骨が再生(増骨)するための、スペースが確保できません。
こうした問題も起ります。

また、歯肉は、多少伸びますが、いくらでも高さを確保するために
歯肉が伸びるわけではありません。
限界があります。
歯肉はゴムのように伸び続けるものではないのです。
歯肉が伸びないと高さは確保できないのです。

まとめますと、骨吸収が “ 穴 ” のような状態であれば、
歯肉の侵入を防ぐためのバリアー(GBR膜)を骨と歯肉の間に入れることにより、
ある程度骨の回復(増骨、再生)させることは可能ですが、
骨吸収が縦方向に起っている(骨吸収により高さが非常に少ない)場合には、
骨を100%元の状態に回復(再生、増骨)させることは困難になります。
これが、GBR法の限界なのです。

骨吸収を起こさないようにすることが最も重要なのです。
そのためには、
骨吸収を起こす原因にならないことが大切です。
骨吸収を起こす代表的な原因には以下のことがあります。

1.歯周病 を放置しない!

2.歯根破折 した場合にはすぐに抜歯する!

3.歯がないまま長期間そのままにしない!

等が大切です。
特に歯根破折 した場合には、早急に抜歯することが非常に重要です。
歯根破折 していて、歯科医院で抜歯と判断されたが、抜歯が嫌なので そのまま放置している方は多くいらっしゃいます。
そのような方は、骨吸収がどんどんと進行していきますので、結果的に骨の増大治療が大変になったり、
インプラント自体が不可能になる場合もあります。
また、骨増大法が行えたとしても その後の審美性に問題を残すケースも多くあります。
骨吸収が大きい場合には、どのような治療を行っても結果的に多くの問題を抱えることは事実です。

最近は、インターネット等の普及もあり、
本来は抜歯しなければならない歯を抜歯せずに
ご自身の判断を最優先させて 歯科医院を転々とされる方が多くいらっしゃいます。
「ダメな歯でもなんとかしてくれる歯科医院はきっとあるはず…」
というような考えです。
もちろん、可能性があるかぎり 徹底して歯を保存することは重要です。
抜歯しなくてもよい歯はあります。
しかし、放置すれば 放置するほど状況が悪化する状態の歯もあるのです。
そうした歯をづっとそのままにしておくことが
結果的に状況をどんどんと悪化させていくケースも多く見られます。
私達歯科医師の立場からすると
「なぜもっと早く対処しなかったのか?」
と考えられるケースは本当に多いです。

さまざまなことがインターネット等で調べられる現代だからこそ
正しい情報を得ることと
正しい判断が重要なのです。


次回のインプラント基礎ブログは2/25(金)になります。
新しいテーマで解説します。


当医院のインプラント治療費の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) の費用、
OAM(大口式)インプラントシステム の費用、
GBR法(骨増大法) の費用、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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