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インプラント治療後いつ噛めるのか?

12/23(金曜日)です。

今年最後のブログです。

始めにお知らせです。

 年末年始の休診のお知らせ
   12/31(土)~1/5(木)まで休診とさせていただきます。
   緊急の場合にはメール(info@sugiyama-d.sakura.ne.jp) でご連絡下さい。


このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、インプラント治療後いつ噛めるのか?』です。

今年最後のブログですので、かなりの長編です。

インプラント手術(骨にインプラントを埋め込む)を行うと
すぐ、噛めるのでしょうか?

多くの方は、歯がなく、審美性や食事が困難であるため、インプラントという治療を選択されます。
インプラント治療を行うのであれば、できるかぎり早く噛みたいと思うのは当然のことです。

それでは、インプラント治療にはどれくらいの時間(期間)がかかるのでしょうか?
インプラント埋入と同時(手術当日)に噛める場合もありますが、
多くの場合、インプラントを埋入(手術後)後、一定の期間待つ必要性があります。

まず、一般的な話ですが、インプラント手術後、
上顎で約3~4ヶ月、
下顎で約2~3ヶ月
の期間で骨と結合(くっつきます)します。

インプラントと骨が結合するのは、例えてお話すると、
手や足が骨折した場合に、『ギブス』をし、暫く待つ必要性があるのと同じです。

インプラントと骨が結合した後(2~4ヶ月後)、ようやく型が取れるのです。
それまでは、インプラント部分では噛めません。
しかし、状況によっては、インプラント手術直後に噛むことができる場合もあります。
逆に、上記以上に時間がかかる場合もあります。

早く噛むことができる場合には、
骨の状態によるもの と
インプラントの性状(インプラントの種類)、
インプラントの治療方法
によるものがあります。

骨の状態とは、
『骨の硬さ』、
『骨の吸収程度(残存する骨幅や高さ)』、
等のことであり、

インプラントの性状(インプラントの種類)とは、
インプラントのメーカーにより、その結合期間が違うものです。

また、インプラントの治療方法とは、
抜歯と同時にインプラント手術を行う『抜歯即時インプラント』
インプラント手術時に仮歯を作製し、噛めるようにする『即時負荷(荷重)インプラント』といったものです。

それでは各論になります。

インプラントと骨が結合(くっつく)するための非常に大切なことである『骨の状態』について解説します。

インプラントを行う際には骨の硬さがインプラントの治癒を大きく左右します。

まず、硬い骨における治療法について解説します。
上顎の骨は多くの場合軟らかいことが多く、インプラントの安定には適しているとはいえません。
しかし、軟らかい骨の方が血液の循環が良いことが多く、治りとしては良いということになります。

一方下顎は骨の質としては硬く、インプラント埋入直後の安定は良いのですが、
硬い骨は血液の循環が悪いことがあり、治癒としては良くない場合があります。
しかし、硬いといってもその差はあり、非常に硬い骨でなければ得に問題は起りません。

当医院では年間400本程度のインプラントを埋入していますが、
治癒がよくないであろうという非常に硬い骨は2~3ケースです。
このように血液循環が良くない(出血が少ないということ)場合には、
埋入時に出血を多くさせてインプラント周囲に血液が行き渡るようにすることで対応します。

次に柔らかい骨の場合です。
硬い骨と比較して治癒(結合期間)は、長くなります。
安定が悪いからです。
柔らかい骨のほとんどは、上顎で起ります。

それでは、骨が柔らかい場合の対処方法について解説します。
インプラントを埋入する際にはドリルのようなものでインプラントのホール(穴)を開けていきます。
当医院で使用しているI.T.Iインプラントは、通常直径4.1mmというものを使用します。
直径4.1mmのインプラントを埋入するためにはドリルによるホール(穴)は、直径3.5mmまで開けます。
3.5mmのホール(穴)に4.1mmのインプラントを埋入するためタイト(きつく)に埋入されるため安定します。
しかし、現実にはドリルでホール(穴)を形成する時に若干のブレがあると
形成したホール(穴)は予定より大きくなることがあります。
得に上顎のように柔らかい骨の場合にはそのような傾向があります。
そのため、軟らかい骨の場合にはドリルで形成する時に、3.5mmより
さらに小さいサイズまでしか形成せず、
そのホール(穴)に4.1mmのインプラントをねじ込むように埋入します。
また もっと安定させるためにはドリルはほとんど使用せず、
キリのようなものを使用し、骨の中央部にそのキリを刺し、
上からたたいて穴を押し広げるようにします。
そしてインプラントを先程と同様にねじ込むように埋入します。
こうするとインプラントと骨との安定は良くなります。
結果、インプラント治療期間の短縮にもなります。

次にインプラントのメーカー(種類)によっても骨との結合期間が違うことを説明します。
以前(1990年中頃)インプラントを埋入してから骨と結合(くっつく)するまでに
上顎で6ヶ月、
下顎で3ヶ月、
場合によっては1年程度(インプラントのメーカーにより異なります)の期間がかかっていました。
患者さんにとってはその期間歯が入らず大変なことでした。
その後、各インプラントメーカーの研究によりインプラントと骨が結合するまでの期間が短縮されてきました。
その一つが現在私がメインに使用しているストローマンインプラント(I.T.Iインプラント)です。

私がこのストローマンインプラント(I.T.Iインプラント)を使用している理由の一つとして
しっかりとした研究開発があるということです。

ストローマンインプラント(I.T.Iインプラント)は10年以上の研究期間を経て1999年に最新のインプラントを発表しました。
これはSLAインプラントといわれ、骨との結合期間が非常に短くなっています。
SLAインプラントの登場により骨との結合期間は最短で6週間となり、患者さんへの負担も減少しました。
また、現在ではさらに結合期間を短くするための最新のインプラントの開発が行われています。
さらに骨との結合期間が短縮されれば、患者様の負担にさらに少なくなります。

次に究極の治療と言ってもいいでしょう
インプラントを埋入した当日に歯(仮歯)が入るという話をしたいと思います。
(ただし、この治療には、一定の条件があります)

『インプラントの即時荷重(負荷)』です。

『インプラントの即時荷重(負荷)』とはインプラントを埋入した当日に固定式の仮歯を作製し、装着する治療法です。

もちろんこれは仮歯ですが、固定式であり、今までのような取り外しの義歯ではありませんので、食事や審美的に問題があることはありません。
インプラントには興味はあるが、仕事上どうしても食事ができなかったり、会話に支障が生じるのは困るという患者様にも良い治療法です。

インプラント即時荷重(即時負荷)
『本当に大丈夫なの?』
『インプラントと骨が結合するまで時間がかかるのでは?』
といった疑問があるかと思います。
全てのケースにおいてこの『インプラント即時荷重(即時負荷)』は行えるのではありません。
しかし、一定の基準があれば行える治療法です。

* ちなみにインプラント埋入当日から2日までに固定式の仮歯等でインプラントに負荷(噛む力)をかけた場合を『即時荷重』もしくは『即時負荷』と言います。

それに対し、インプラントが骨と結合する通常の期間より早い段階でインプラントに負荷(噛む力)をかけた場合を『早期負荷』と言います。

例えば、下顎の場合、インプラント埋入後、骨と結合するまで2ヶ月以上はかかりますが、1ヶ月程度で負荷(噛む力)をかけた場合が『早期負荷』です。

『インプラントの即時荷重(負荷)』について解説します。
即時負荷(荷重)が成功するための最も大切な条件は、埋入したインプラントが動かないということです。
つまり、骨がしっかりしてるということです。
インプラントが動かないというのを具体的な数字で表すと
『50~150ミクロン以内』です。

骨自体は、金属や石膏のように歪みがほとんどないような材質ではありません。
多少は、たわみます。
その骨の中で『50~150ミクロン以内』しかインプラントが動かないということは、
かなり骨がしっかりしていないといけません。
骨の吸収があったりした場合には、この条件は達成できないでしょう。
インプラントを埋入する場合、骨の状態が悪く、インプラントと同時にGBR法(骨増大法) という骨を増大させる治療を併用することがかなりあります。

私が手がける症例において約半分の症例がこのGBR法(骨増大法) を行います。
もちろん骨の状態が悪いということはインプラントを埋入しても安定しないということです。
つまり約半数の症例はすでに適応症ではありません。

そして噛む力に耐えきるため、ある程度の本数のインプラントが必要です。
1~2本のインプラントではまずリスクがありすぎて行うことはほとんどありません。
少なくとも6本以上のインプラントが必要です。
これは早期荷重(負荷)の臨床データから得られた条件です。

またインプラントの長さも大切です。
十分長いインプラントの埋入が必要です。
短いインプラント同士を固定しても噛む力に抵抗することができず、
ダメになってしまうことが考えられます。

こうするとさらに適応症は限られてきます。

最後に今回のまとめです。

インプラント治療を希望されて来院される患者様は、当然のことながら
『歯がない』
『歯がグラグラして噛めない』
『痛みが合って噛めない』
『義歯では食事ができない』
『他歯科医院で抜歯と言われた』
等で ご不自由があるわけです。

そのため、患者様のご希望としては、
『できるかぎり早期に噛めるようになりたい!』
というご希望があるのは当然のことです。

インプラントを骨が結合するのにはどうしても時間(期間)がかかってしまいます。

そのため、 抜歯即時インプラント や 
即時荷重(即時負荷)インプラント
という治療法があります。

しかし、こうした治療法は、全てのケースに適応されるわけではありません。
実際には、ほとんどの症例において適応されないのが現状です。

それでは、他の方法はあるのでしょうか?
いくつかの方法があります。

例えば、前歯が1歯欠損しているとします。
欠損部の両側の歯は、虫歯もなにもない天然歯でした。
インプラント以外の治療法としては、両側の歯を削る『ブリッジ』が考えられましたが、
どうしても健康な歯を削りたくないと患者様は考えていました。

そのため、インプラント治療期間中は、
歯がない状態なのか?
義歯(入れ歯)なのか?
という不安がありました。

このような場合、インプラントと骨が結合する治療期間中は、
仮歯を両側の歯に接着剤で固定する方法が一般的です。
接着剤で固定された仮歯は固定式のため、義歯のように取り外すこともありません。
また、審美的にもさほど問題となることもありません。

また、他のケースとして、
多くの歯がない場合でも、残っている数本の歯があれば、
その残っている歯でブリッジの仮歯を作製することも可能です。

また、他のケースとして、多くの歯を抜歯しなければならないような症例では、
一度に抜歯してしまうと 治療期間中は、仮歯も作製できなくなってしまい、
義歯以外の方法がなくなってしまいます。

そこで、抜歯する歯でも一時期そのままにし、ブリッジの仮歯として利用する方法もあります。
一部分の歯のみを抜歯し、その部分にインプラントを埋入し、
骨と固定されるまでは、残った(抜歯予定の歯)歯で、仮歯を支えます。
最初のインプラントが骨と固定された後、インプラントの仮歯を作製し、残っていた天然歯を抜歯します。
今度は、暫くインプラントの仮歯とし、新たに抜歯した部分にインプラントの追加を行います。
トータルの時間(期間)はかかりますが、抜歯とインプラント埋入を段階的に行うことにより、
噛めない(歯がない)期間をなくすことも可能です。

それ以外にもさまざまな対応があります。

『治療期間中に歯がないのでは…』と思っている方は、ご心配される前に歯科医院で治療方針を聞いてみると
『大丈夫!』ということもあります。

このテーマをまとめますと
『インプラント治療後すぐかめるの?』ということに関して、
多くのケースでは、すぐに歯を作製(完成)することは難しいのですが、
噛むのに困らないようにする方法はいっぱいあります。

今年の基礎ブログはこれで終了です。
次回のブログは2012年1月6日(金)開始です。



当医院のインプラント治療費の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) の費用、
OAM(大口式)インプラントシステム の費用、
GBR法(骨増大法) の費用、
ソケットリフト法 の費用、
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プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
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また、院長はインプラント認定以外に日本歯周病学会の専門医でもあることからインプラントと歯周病との関連についても解説していきたいと思います。

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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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