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感染:その1

2012年8月31日(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今日のテーマは、『感染:その1』です。

だいぶ前にも同様の話しをしましたが、銀座の眼科で治療行為による感染が起りました。
衛生管理は、医療の基本です。
しかし、こうした衛生管理は、行政の定期的な検査があるわけではなく、
医療機関に完全にまかせているのが実情です。
どのような感染予防対策を行っているのかは、患者様にはまったく分からないのが現状です。

歯科治療において衛生管理は、数十年前と比較するとかなり変わってきています。
例えば、患者様が使用するコップやエプロンは 使い捨てが当たり前になってきています。
紙コップ や ペーパーエプロンです。
でも 私が子供の頃、通院していた歯科医院では、違った気がします。

紙コップ や ペーパーエプロンは、患者様にとっては分かりやすいものですが、
他の物はどうでしょうか?
患者様の口腔内に使用する器具を 滅菌していない歯科医院は、まずないと考えられますが、
全ての器具ではない可能性もあります。
通常、歯科治療で行う滅菌方法は、金属類では、『高圧蒸気滅菌』という滅菌方法と行います。
これは、飽和蒸気中で121℃、2気圧で、30分間の器具の滅菌を行います。
医療機関でもっとも良く行われている確実な滅菌法です。
化膿球菌 や MRSA、 B型肝炎ウイルス、AIDSウイルス などは この『高圧蒸気滅菌』を行うことにより器具を滅菌します。
治療で使用した金属製の器具はほとんど この滅菌法を使用します。
その後、この状態を維持するために『紫外線殺菌器』に入れ、使用する直前まで保管されます。

プラスチック製品、ゴム等の金属以外の器具は、『グルクールアルデヒド』という薬液消毒を行います。
2%グルタールアルデヒドは、非常に優れた殺菌カをもています。
ブドウ球菌 や 芽胞 を数分間で死滅させ、HBウイルス や AIDSウイルスで汚染された器具の消毒にも信頼のできる薬剤です。
このような滅菌方法は、まずほとんどの歯科医院では行われているはずです。
万が一、滅菌がされていない可能性がある器具としては、『タービン』と言われる器具があります。
歯を削る『キーン』と音がする あの器具です。
この『タービン』がなぜ、滅菌されていない可能性があるかと言いますと、
非常に高いからです。
1本 数十万円します。
その『タービン』滅菌するのには、結構時間がかかります。
そのため、患者様が多い歯科医院では、20本、30本と常備していなければなりません。
そのため、『タービン』滅菌していない歯科医院がある可能性もあります。
数十年前は、一部の歯科医院では、『タービン』滅菌していなかったと考えられます。
『タービン』滅菌する器械自体も ここ10~15年程度前から多く発売されていますが、
以前は、さほど売れなかったのでしょうか? 多くのメーカーは取り扱っていませんでした。
最近は、『タービン』滅菌も短時間(10分程度)で行える器具も多く出回っていますので、使用している歯科医院も多くあると考えられます。
当医院でも、このような『タービン滅菌器』を使用しています。
『タービン』の在庫を多く抱えなくても、対応が可能ですので、非常に便利で確実に行えます。


それでは、『タービン』滅菌はどの程度必要なのでしょう?
また、『タービン』は、どれくらい感染する機械があるのでしょうか?
歯を削る『タービン』は、ご存知のように削る時に“水”が出ます。
“水”が出るということは、“水”が出るための“穴”があります。
歯を削っている間は、“水”が出ますが、『タービン』を止めるとわずかですが、“水”が逆流する可能性があります。
そのため、血液 等が存在する状況で、『タービン』を使用した場合、『タービン』を止めた時に、血液が“水の穴”に逆流する可能性があるのです。
この逆流した血液は、『タービン』本体を奇麗に拭いただけでは、取れないことになります。

最近では、『タービン』を止めた時に、逆流しないものが主流になっていますが、最初に記載したように『タービン』自体は、高価なものであり、また さほど壊れるものではないため、『タービン』が最新のものではない歯科医院も存在するはずです。

もちろん、1回1回『タービン』滅菌すれば、問題はありません。

また、患者様を治療する際に まだ、グローブを使用していない歯科医師もいるということを聞いたことがあります。
私が子供の頃(30年以上前ですが…)、治療を受けた歯科医院では、素手で治療していた記憶があります。
また、グローブをしていても患者様ごとに1回、1回グローブを変えていない歯科医院も存在する可能性もあります。
本来、患者様1回、1回 ディスポーザブルのグローブを交換するだけでなく、1人の患者様でも何回も新しいものに交換することが必要です。
歯科治療は 多くの器具を使用しますので、治療中に滅菌できないような物に触れる際には、グローブを外し、触れ、また治療を再開する時に新しいグローブを使用することが必要です。
最近では、このように行っている歯科医院が多いと思いますが、その分医院側のコストはかかります。
この点は、医院のモラルで成り立っているわけです。
最初にお話したように行政等の検査があるわけではありません。
徹底した滅菌を行うためには、設備投資だけでなく、十分な数のスタッフも必要になります。
そのため、一部の道徳心のない医療機関では、利益優先や、忙しい等の理由により、十分な感染防止対策ができていないのが現状です。
それが、今回報道であった眼科だったのでしょう。

話が長くなったので今日はこれで終わりますが、他にも歯科で使用する器具は、いっぱいありますので、次回のブログの時に続きを解説したいと思います。

次回の基礎ブログは。9/7(金)になります。



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治療中のレントゲン撮影や薬代、
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ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
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メインのブログは下記をクリックして下さい。
『日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ』

こちらのブログは、曜日 と 曜日にアップしています。
他ではないようなマニアックな内容です。
当医院で 毎日行われているインプラント手術報告も記載されています。
上記の メインブログ もこの後、引き続きどうぞご覧下さい!

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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テーマ : 歯科治療
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : インプラント 歯科医院 歯科治療 GBR法 骨吸収 ソケッツリフト法 治療費 インプラント専門医

プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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