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インプラントの成功率

2012年12月21日(金曜日)です。

このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。
毎週金曜日にアップしています。

今年最後のインプラント基礎ブログです。

始めに年末年始休診の案内です。
12月30日(日曜日)〜平成25年1月4(金)まで休診とさせていただきます。


今日のテーマは、インプラントの成功率』です。

患者様の中には 時々
インプラントは人工の物であるから 絶対にダメにならない!』
と考えられている方がいらっしゃいます。
これは明らかに間違いです。
インプラントもダメになることがあります。

以下では、インプラントの成功率について解説します。

インプラントの成功率を判断するには、いくつかの時期と内容に分けることが必要です。
まず、インプラント手術直後からインプラントと骨が結合(くっつく)までの期間です。
これは、初期段階の成功率と言ってもいいでしょう。

次にインプラント治療が完了(セラミック等の被せ物を装着)した後の成功率です。
メインテナンス時期での成功率と言ってもいいでしょう。
これが、一般的に言われるインプラントの成功率のことです。

まず、初期段階の成功率について解説します。
手術後 
上顎では3〜4カ月後、
下顎では2〜3カ月後
にインプラントが骨と結合(くっついているかを)しているかどうか検査いたします。
当院の手術直後の骨との結合率は、約99%以上(約99.5%)です。
(全国的にも同様の成功率が報告されています)
逆に言えば約1%以下(約0.5%)ですが、インプラントと骨が結合(くっつかなかった)しなかったことになります。
これはインプラント技術の限界ともいえます。
世界中探しても、多くのインプラント手術を手掛け
かつ100%の確率という歯科医師はいないはずですから 
インプラントと骨が結合しないことは稀ですが 起こるものという前提に立って手術をしております。

では、骨と結合しなかった場合どうするか?
これが重要です。
インプラントを摘出した後に骨の回復を待ち それから再手術を行います。
再手術をすればまた約99%以上の確率で骨結合します。


次にメインテナンス時期での成功率(一般的な成功率)について解説します。
インプラント治療の成功率を評価する時に
セラミック等のインプラントの被せ物を装着してから10年後に
どの程度のインプラントが生存しているかを評価する方法が多く利用されています。
「10年予後評価」と言います。

インプラントの成功率は上下顎でも違います。
世界的な論文データから
下顎では 約98%
上顎では 約95%
と言えます。

上顎の方が成功率は低いです。
また、部位によっても成功率は変わってきます。
前歯より 奥歯の方が成功率は低いです。
つまり、最も成功率の低い部位は、上顎の奥歯と言えます。

ただし、
成功率のデータは、判定基準(成功基準)が施設によって違ったり、
喫煙者 等のリスクのある患者様を除外している施設のデータもあったり、
骨移植を行なったケース 等 難症例ばかりを多く手がけている施設と
比較的簡単な症例のみを多く手がけている施設とでは、
当然のことながら成功率に差があります。
全て統一された基準で判定しているわけではありませんので
上記のデータが 必ず全ての歯科医院で当てはまるわけではありませんが、
おおよそ上記のような成功率と思っていただいて良いかと思います。

天然歯のブリッジの成功率が50〜70%(10年予後)と言われていますから
いかにインプラントの成功率が高いかが分かります。

それでも インプラントの成功率は100%ではないのが現状です。

次にインプラント治療後のトラブルとして多いのが セラミック等の被せ物が破損することです。
多くの研究論文からは、インプラントの治療後 10年間で約10%が破損(欠ける)というデータがあります。

また、インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病のような状態になったります。
インプラントが歯周病になることをインプラント周囲炎と言います。
最新の国内の研究テータによると
インプラント周囲炎が起こる確立は
 5年で約 4%、
10年で約13%
となっています。
このインプラント周囲炎のリスクは年々増加傾向にあるのは事実です。
もし、インプラント周囲炎になった場合には、初期の段階であれば治療が可能ですが、
重度に進行してしまった場合には現在の歯科医学では治療は不可能となります。
つまり、インプラント周囲炎にならないことが重要ですが、
もしインプラント周囲炎になったとしても早期に発見、治療を行うことが重要であるということです。
そのためには定期的に検査(レントゲン撮影等)が重要になります。

また、上記ではインプラントの被せ物(セラミックの場合)は、
治療後 10年間で約10%が破損(欠ける)ということを説明しました。
被せ物は必ず磨り減ります。
これは、セラミックであっても、金属製の被せ物であっても全て磨り減ります。
セラミック等の被せ物は、欠けたりすることもあります。
長期的に まったく変化のない素材はありません。
例えば、靴を毎日履いていれば、踵が磨り減ったり、内側が磨り減ったりします。
車でもタイヤが磨り減ります。
インプラントの被せ物は、ゴムのように柔らかいものではありませんが、
毎日の噛む力の負担により、長年の間には磨り減っていきます。
噛み合せの状態 や 噛む力 等によりインプラント自体に問題がなくとも
大きく磨り減ったり、欠けたりした場合には、被せ物を再製することがあります。
顎の骨の中に埋まったインプラント自体がダメにならなくても
劣化した被せ物は、再製することがあるということを事前にご理解していただくことが大切です。

最近、トンネル事故がありましたよね。
天井が劣化(ネジ 等)することにより、落ちてきて大惨事となりました。
また 首都高速 等 道路の劣化、下水道管の劣化 等 についても報道されています。
物は必ず劣化するということを前提として 考えることが大切なことであると思います。

例えば、30歳で奥歯にインプラント治療(セラミックで修復)を行なった方が、
80歳まで生存したとします。
つまり、インプラントの被せ物(セラミック)は、50年間 毎日 噛む力の負担に耐えることになります。
50年間という長い年月の間には、さまざまなことが起こります。
30歳の時に行なったインプラント自体はダメにならなくても
残っている天然歯がダメになることも考えられます。
歯がダメになった時点で早期に欠損部を治療(インプラント や ブリッジ 等)すれば良いのですが、
欠損部をそのままにしておいたりすると その部分では噛めないため、
他の部位に噛む力の負担が加わります。
当然のことながらインプラント部分の負担も強くなります。
その結果、セラミックが破損することも考えられます。

私自身の考え方として、インプラントの被せ物は、
奥歯ではできるかぎりリスクの低い金属製の被せ物をお勧めしています。
先の例でも説明しましたように 30歳で奥歯にインプラントを行なった方が
50年間もまったく問題なくセラミックが維持されれるとは考えにくいのです。
そのため、奥歯の場合 強度の高い金属製にした方が将来的にみてランニングコストが低いと言えます。

リスクには、個人差があります。
もともと歯周病で抜歯した方(残っている歯が歯周病である)や
歯ぎしり や くいしばり 等がある方、
骨吸収が非常に起こっている状態でインプラント治療を行なった方
等は、インプラント治療後にもリスクが高いと言えます。

また、糖尿病等の全身疾患を抱えている方も
リスクが高いと言えます。

また、骨粗鬆症でビスフォスフォネート剤を使用されている方
もリスクが高いと言えます。
  骨粗鬆症と歯科治療の関係

そのため、リスクを最小限にするための対策をとった方が良いです。

せっかく大変な思いをして行なったインプラントがダメになってしまったら大変です。

現実的に私自身が手がけたインプラント治療においても
非常に稀ですが、インプラントがダメになった症例も存在します。

そうした症例を後から再考察してみると
さまざまなことが分かります。

その一つとして、
先にも説明しましたように 歯ぎしり や 噛み締め、くいしばり 等がある方にインプラント治療を行なった後で
セラミックが破損することを経験します。
噛み合わせに問題がある方に対しては、就寝時に噛み合わせの負担を軽減するための
ナイトガード(マウスピース)を作製し、毎晩使用していただきます。
しかし、現実的には、全ての方が毎日ナイトガード(マウスピース)を使用されているかと言いますと
違います。
その結果、噛み合わせの負担と考えられるセラミックの破損が起こるのです。
このような方の場合には、奥歯であれば、破損しない金属製にした方がリスクは低いと言えます。
セラミックは、審美的には良いのですが、全ての人にセラミックが良いというとではありません。
先にも説明しました リスクには個人差があるのです。

歯周病がある方は、問題がない方より、
インプラント周囲炎になる確立は格段に高くなります。
このような場合には、当然ですがインプラント治療前に歯周病をきちんと治すことが必要ですし、
インプラント治療後も問題がない方より、短い間隔で定期管理(メインテナンス)を行なうことが必要です。

このように患者様個人個人に合わせて、治療方法を変えたりすることが重要なのです。

今年(2012年)のインプラント基礎ブログは、本日で終了です。
次回のインプラント基礎ブログは2013年 1月11日(金曜日)になります。





当医院のインプラント治療費の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) の費用、
OAM(大口式)インプラントシステム の費用、
GBR法(骨増大法) の費用、
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。

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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位
メインのブログは下記をクリックして下さい。
『日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ』

こちらのブログは、曜日 と 曜日にアップしています。
他ではないようなマニアックな内容です。
当医院で 毎日行われているインプラント手術報告も記載されています。
上記の メインブログ もこの後、引き続きどうぞご覧下さい!

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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テーマ : インプラント最新情報
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : インプラント 歯科医院 歯科治療 インプラントのリスク インプラントがダメになる インプラントのトラブル 治療費 インプラント専門医

プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ
また、院長はインプラント認定以外に日本歯周病学会の専門医でもあることからインプラントと歯周病との関連についても解説していきたいと思います。

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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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