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審美性を伴う 前歯部のインプラント治療

2015年12月 5日(金曜日)です。
このブログは「大船駅北口歯科 インプラントの基礎専門サイト」です。

始めに休診案内です
12月5日(土曜日) 日本臨床歯科CAD/CAM学会
12月6日(日曜日) EBAC合同研修会(大阪ほんだ歯科口臭研修会)
のため休診となります。

このところ 学会 等で 休診の日が続き患者様にはご不自由をおかけします。



このブログは、インプラントに関する基礎基礎を学ぶブログです。

このブログは、インプラントの基礎に関するブログです。



今日のテーマは、
『審美性を伴う 前歯部のインプラント治療』です。

本日の症例は、以前「最新インプラント症例ブログ」でも紹介したことがある症例です。

上顎前歯部の1歯欠損に対して、インプラントを埋入したケースです。

なぜ再度このブログでアップするかと言いますと
上顎前歯部の症例が多いからです。

ただし、その多くは難症例になっているのです。

最近、インターネットの普及もあり、来院される患者様の多くは
さまざまな情報をもって来院されます。

骨吸収が非常に進行した状態での骨再生治療についてとか…
さまざまな治療方法についての情報をもっています。

その中で最近非常に多いケースとして、
上顎の前歯部があります。

しかも、難症例のケースが多いのです。

本来 上顎前歯部は、審美性が重要視される部位ですので、
治療の難易度が高い部位です。

ただし、難易度が高いといっても その難しさは、さまざまな条件によって大きく変わってきます。

例えば、骨吸収の程度によっても大きく変わってきます。

元々、歯周病 を放置したり、
歯根破折 を起こした状態を長期的に放置したり、
歯がないまま長期間そのままになっていたり
することがあります。

このようなことが起こると 歯を支えている骨が吸収を起こします。

特に歯根破折 を起こしている場合には、急激に骨吸収が起こります。

先にもご説明したように インターネットの普及によって 患者様ご自身でさまざまな情報を得ることができるようになっています。

例えば、歯肉が腫れて 歯科医院に行ったところ
「神経のない歯が歯根破折 を起こしているため、抜歯しか方法がない!」
と診断を受けたとします。

当然 患者様は、
「なんとかならないのか?」
と思い、インターネット等でさまざまな情報を得ようとします。

歯根破折 を治す方法はないのか?」
「抜歯した後は、どのような治療になるのか?」
…等
悩み事はいっぱいあります。
また、さまざまな歯科医院を転々と受診し、
治療方法を聞きます。
歯根破折 を治す歯科医院を探したり、その後の治療方法について聞いてみたいという思いもあります。
これは当然のことです。

「なんとか良い方法があれば…」
という思いがあるのは当たり前のことです。

しかし、こうした情報の多さが 問題を引き起こすことがあります。

その一つは、時間の経過です。

歯根破折 を例にとって解説すると
歯根破折 を起こした場合には、できるかぎり早急に抜歯することが重要です。

折れた部位から 血液が入り込んだり、唾液が入り込んだりした結果、歯肉の中で感染が起こります。

感染の結果、歯周囲の骨が吸収(溶けてくる)するのです。

実際に、歯肉が腫れいる場合には、骨吸収はすでに起こっています。

そのため、歯肉が腫れて歯科医院を受診した時に
歯根破折 しています!」

と診断された場合には、骨吸収が起こっていると思って下さい。

そのため、早急に抜歯することが重要です。

しかし、先程ご説明したように 多くの患者様は、
歯根破折 を治す方法はないのか?」

等 ご自身の希望をかなえてくれる歯科医院を探します。

この間に骨吸収はどんどんと進行していくのです。

上顎前歯部が歯根破折 した患者様の中で当医院を受診される方の多くは、歯根破折 してからかなりの時間が経過しています。

そのため、私が検査する段階ですでに骨吸収がかなり起こっているのです。

「もっと早く来院していれば…」
と考えられるケースが本当に多いのです。

骨吸収が高度に起こっている場合には、治療後の審美性に大きく影響します。

インプラント治療の中には、吸収した骨を増大(再生)させる治療方法があります。

こうした治療をGBR法(骨増大法) と言います。

しかし、GBR法(骨増大法) は魔法の治療ではありません。

GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。

患者様の中には、GBR法(骨増大法) を行えば、元の状態に回復(復元)できると考えていられる方がいらっしゃいます。
骨吸収の状況によっては、吸収前の状態に近く回復(骨再生)が可能です。

しかし、先にもご説明したようにGBR法(骨再生治療)には限界 があります。

骨吸収が起こった状態でインプラントを埋入するとさまざまな問題が起こります。

インプラント治療後に歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間ができる といったことがあります。

患者様にとっては、
「良く調べて より良い歯科医院を受診したい!」
という多いがあるのは当然のことですが、現在の状況をきちんとご理解していないと
状況はどんどんと悪化することがあります。

本日ご紹介する方も 長い間歯がないまま長期間そのままになっていた 患者様です。

づっと義歯を使用していたのです。

その結果、骨は痩せ、歯肉の退縮も起こっていたのです。

ただし、結果論としては、さまざまな治療によって審美的な回復ができた症例です。

前置きが長くなりましたが、早速症例を始めましょう!

本日の症例は、上顎前歯部の1歯欠損に対し、
「オールセラミッククラウン(ジルコニア)」でインプラント治療を行ったケースです。
以下の写真は、治療前(初診)です。

前歯が欠損しています。
79-1 2

患者様は、欠損部の両側の歯を削るブリッジはどしても避けたいとの思いがあり、
インプラント治療をご希望されていました。

また、審美的に治療を行いたいとのご希望があり、
インプラント埋入後は、オールセラミックによる治療をご希望されました。

以下の写真は、インプラントを埋入した後の状態です。
79-1 3


金属色に見えるのは、インプラントの 『蓋』になります。

この『金属の蓋』は、普段見えるものではありません。

インプラント手術直後から『仮歯』が装着されますのでご心配はありません。

これは、インプラント手術後の状態が見えやすいように仮歯を取って写真撮影したものです。

仮歯にはいくつかの方法があり、
今回の症例では、欠損部の両側の歯に仮歯を接着剤で固定する方法を行いました。
機能的にも審美的にも大きな問題を起すことはありません。

インプラント埋入後、骨と結合するまで約3~4ヶ月待ちます。

その後、先程の金属を蓋を取り、インプラントの土台を装着します。

インプラントの土台のことを『アバットメント』と言います。

アバットメント等のインプラントの構造については、以下を参考にして下さい。
   インプラントの構造(パーツ)

以前は、インプラントの土台は、金属製(チタン合金)が多かったです。
(最近ではジルコニアアバットメントが多いです)

以下の写真は、金属の土台(アバットメント)を装着した状態です。
79-2 3


もちろんこの金属のアバットメントが見えることはありません。

アバットメント(土台)の上にセラミック等の被せ物が装着されるためです。

しかし、審美性を考えれば土台(アバットメント)自体も金属を使用しない素材が良いのです。

金属をしない土台を ジルコニア アバットメント と言います。

以下の写真がジルコニア アバットメントを装着した状態です。
79-2 2

このジルコニア アバットメントが使用できるようになってから 審美性は今までと比較して格段に向上しました。

次に 土台(アバットメント)の上に装着される被せ物です。

いわゆる セラミックの歯です。

セラミックの素材を簡単に説明すると 瀬戸物です。

しかし、セラミックの被せ物(差し歯)と言っても 内面は金属でできています。

以下の写真は、セラミックの被せ物の内面(内側)から見たところです。
79-3 2

ちょっとわかりにくかもしれませんが、
セラミックの作成方法は、始めに金属のフレームを作成し、その上にセラミックを焼き付けて作成されます。

そのため、セラミックと言っても内部(内面)は金属なのです。

もし、内面が金属フレームでできていないと強度が弱く 割れたりしてしまうからです。

しかし、審美的に治療を行うためには、内面にもまったく金属を使用しない素材が適しています。

この被せ物を オールセラミック と言います。

以下の写真は、オールセラミック ジルコニア クラウン です。
79-3 3

金属をまったく使用しないということは、審美的な面だけではなく、金属アレルギー に対しても有効です。

以下が治療後です。
79-4 2

79-4 3





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現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
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当医院のインプラント治療費の中には、
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土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、治療経過のレントゲン撮影、セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) の費用、
OAM(大口式)インプラントシステム の費用、
GBR法(骨増大法) の費用、
ソケットリフト法 の費用

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医
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プロフィール

インプラント歯周病専門医

Author:インプラント歯周病専門医
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科 院長の杉山です。
現在、インプラントは歯科治療いとってなくてはならないものとなっています。
それとともにインプラント情報はさまざまなホームページにおいても記載してあります。
このブログではインプラントの基礎について簡単に解説したいと思います。
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日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医のブログ
また、院長はインプラント認定以外に日本歯周病学会の専門医でもあることからインプラントと歯周病との関連についても解説していきたいと思います。

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     院長履歴
1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座入局
1999年 日本歯周病学会専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔インプラント学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科インプラントセンター開業

診療時間:9:30~18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
住所  :神奈川県横浜市栄区笠間
    1―5―1リーフビル3階

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